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の補助がある)、景観や環境維持のために外部の支援を様々な形で導入しながらいくのか、議論の分かれるところであろう。
人手不足による休耕田の拡大や人工林の管理の滞り、地区内住民の高齢化等を考えると、青鬼地区のファンなどで構成する「愛護会」のような支援グループを組織し、そうした人たちの支援を受けながら管理運営を行うのが好ましいと考えられる。一方、都市部においては様々なボランティアに参加したいという人がこれから益々増加する傾向にあり、これらの組織化やネットワークをうまく行えば、可能性は大きいといえる。それに向けた活動拠点の整備や、受け入れ体制、様々な行事の企画運営体制など、検討課題は少なくないが、少しずつ実演を積んでいくことが肝要であろう。
■空間の整備の方向
上記のような前提で将来の青鬼地区における空間整備の目標や課題を指摘しておきたい。
○交通対策・広場の整備等
青鬼地区の価値が認められ一般に広まると、将来多くの見学者や支援の人たちがこの地区を訪れることが予想される。しかし、この地区には公共交通機関は運行されておらず、マイカーやタクシーに頼ることとなり、駐車場の整備が必要となる。一方、地形的にみて集落より手前(白馬側)には駐車場を建設できるようなまとまった空間はなく、建設するとすれば集落より上流側に設けることとなろう。しかしその場合も、狭い(ヒューマンスケールで構成された)集落内を通って車が出入りすることとなり、集落内の魅力ある環境を保全する上で大きな問題が残る。したがって、この問題は将来の青鬼地区の利用と、景観の保全のあり方に大きな影響を及ぼす事項であり、マイカー規制やシーズン中の公共交通機関の運行も含めた交通対策の十分な検討が必要となる。
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